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欧米にふるさと納税というしくみはつくれるか

コラム

こちらカナダにはない日本の制度、すっかり定着して人気のふるさと納税。年末のこの時期になると一段と活気付いてくるようです。
さながら、年度末に公共事業が予算を使い切るためにあちこちで工事を始めるようなものでしょうかね(笑)。

年末は、その年の税の区切りの時でもあるだけでなく、特に12月は物販最強の月と呼ばれていて他の月と比べても圧倒的に消費者の消費行動が激しい。ものが一番良く売れる時期。年末年始くらいは奮発するのも日本人の特徴かな。
これらが重なったところでふるさと納税を使ってお得に物を入手しようとするわけです。

ふるさと納税自体は通年で受け付けているので、この時期でないといけないわけではないんだけど。

ところで、このふるさと納税。諸外国でも実施されているところはあるのでしょうか。もしかすると同じような税法がある国もあるのかもしれませんが、こちらカナダではありませんし他の国でも今のところ私は知りません。
が、もし導入されたら日本のように地方への寄付が集まって成功するのでしょうか。

ふるさと納税がこれだけ脚光を浴びている理由としてそれぞれの自治体が独自に土地の特産品などをお礼として送る返礼品があります。

特に食に関心の高い日本、それぞれの土地特有の習慣や伝統や食べ物があります。
実際にふるさと納税の返礼品の人気ランキングを見ると食べ物が圧倒的に多いです。

一方、欧米などは日本人ほどは食にこだわりはなかったり、そもそも地方の特産品のようなものがあまりない。たとえばフランスのワインやチーズなどはその土地特有のものだけど、それ以外ではほとんど聞かないしあってもそれは他でも食べられるものだったり。
そうすると必然的に返礼品の制度があったとしてもその土地ならではのものではなくて、今人気のあるもの売れるもので寄付を集めようとするのではないか。そしたらそれはれっきとしたビジネスであって納税や返礼品というしくみや考え方とは違ってくる。

そうやって考えるとやっぱりこのふるさと納税というのは、日本独特なんだろうと思う。

そのふるさと納税、前述したように人気の自治体やランキングなどを見ると食品が圧倒的に多い。還元率を気にする人も多いけど、やはり年末だしこの時ばかりはいつもより美味しいものを食べたいと思うのだろう。何しろ実質2,000円で普段は手が届かない高級品が食べられるのだから。

ちなみに山形県の米沢市、見てみたらおどろくものが人気特典になっています。
米沢だから米沢牛だろうと思いきや、意外や意外違います。

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山形県米沢市

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