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トランプ大統領が為替や株価、そして日本に与える影響

コラム

アメリカの第45代大統領に、共和党のドナルド・トランプ氏が選ばれました。
まさかの大逆転という感じですね。
直前までは圧倒的にヒラリー・クリントンが有利の様相でしたが、最後にまさかの大逆転。バックグランドでどんな操作があったかなかったかはわかりませんが、アメリカ国民が出した結果がこれだというわけ。

先日のコラムでも書きましたが、Brexit(英国の欧州離脱)と全く同じような気がします。
とにかく何か大きく変えて欲しいという有権者が過半数いたという事です。変わる事を期待しての結果です。どう変わるかはともかく現状を何とかしたいという意識の現われ。

早速、これを受けて為替や株価の動きが大きくなっているみたいだし。ちなみに円はカナダドルに対して易くなっています。多分他の通貨とも同じ構図かと。

カナダとの関係も大きく変わりそう。何しろカナダからすると、国境を接したまさにお隣の国ですからね。
これまでのトランプ氏の発言からすると、自由貿易に反対する立場を表明しているわけで、そうすると前首相マルルーニ以来のアメリカとの貿易の大きな変化が起こる可能性も。

変化が起こる時というのは、良い事と悪い事があります。それは考え方、捕らえ方や立場によって違ってきますが、カナダにとってはどうかというのは不安視している人が多いです。今までもカナダからみたら困ったお兄ちゃん的存在であるアメリカがタカ派の大統領を選んだ事でかなり強硬手段をとってくる可能性があるからです。これもこれまでの両国のやりとりの歴史を見ればわかるでしょう。

ブッシュ大統領は、歴代の大統領の中で最悪だと言われているみたいですが、このトランプ大統領、これまでにない企業家、大富豪の大統領という事で、大統領としての政治を動かす手さばきは全く未知数。国を運営するのは、企業を取り仕切るのとは全く違うとはいえどうなることやら。

下の写真は、先日ビクトリアに行った時のもので、どんよりした週末の早朝でした。まだ街が起きていないこの時間のこの空気、雰囲気がまさに、これからやってくるかもしれないアメリカという大嵐の前触れを表しているような・・・

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