はい、手は汚れます。使い捨てのグローブなどをはめておいたほうが良いです。
車と違って思いのほか簡単です、自転車のタイヤ交換。もちろん種類にもよりますが。
自転車のタイヤ交換。
このたびする事になりました。というかせざるを得なくなった。
マイ自転車のタイヤ、前回交換してからかれこれ5,6年くらい使っていて走行距離も大雑把だが計算してみると軽く一万キロは超えているはず。それでいて、そのタイヤはセールで一本8カナダドルほどで入手したもの。充分に元は取っているだろう。
そのいきさつ。
ある日、自転車に乗って走っていると・・・
パスッ、シュ~~~と、如何にも情けない脱力系の音が耳に入ってきた。瞬間的にパンクとわかりそのまま停車。見れば後輪がパンク。
車もそうだけど、大体パンクするのは後輪。前輪が異物を拾って起こし、そこに後輪が通過して見事に刺さるというもっともありがちなパターン。実際に過去10回以上パンクしているが、全て後輪。前輪がパンクした事はさんざん自転車に乗っているけど今のところない。
パンクとなると修理だが、いつもスペアチューブと空気入れは持っているからタイヤを片側外してチューブを交換し、空気をいれてこれでOKとまた走り出した。
ところが、数キロ走ったところでなんだか後輪がずるずると滑り出したような感触を感じる。お尻がニュルニュルするような、なんともいえないあの感触。と同時に嫌な予感。
走りながら後輪を覗き込むと、案の定空気がなくなってきていた。またパンク。今直したばかりなのに。
普通、パンクをしてチューブを交換するときには、刺さった釘などがそのままになっていないかチェックし、さらにタイヤの中に破片が転がっていないかチェックして二重被害を防ぎます。今回も最初のパンクの時にこの確認はしたけどなぜ?たまたま見つけられなかった破片か?
と思ったけど停車して確認してみると、それはなし。
でも、さっきパンクした時に思ったんだよね。タイヤがかなり減っていて中央の部分なんか結構薄っぺらくなってきていた。さらに、最初のパンクの場所は5mmくらいの切れ込みになっていたから結構な穴になっていた。そして今回のパンクも同じ場所。
という事は、恐らく交換したチューブがわずかな部分ながら、この穴から地面に直接触れていて走っているうちに磨り減って穴が開いてしまったのではと予想。だから一気に空気が抜けるのではなくて少しずつ抜けていった。チューブは柔らかいから、直接地面に触れていればすぐに磨耗してしまう。
という事でいよいよタイヤを交換しないとだめだという事に・・・
とりあえず、家までそれほど遠くないので、自転車を押して歩いて帰宅。やれやれ。
とまあ、前置きが長くなったが、ここからタイヤ交換について。
結局、新しいタイヤを買ってきて交換したんだけど、その時の手順。
まずサイズが合っていることを確認。タイヤの側面であるウォール部分にサイズが書いてあります。私のは普通のマウンテンバイクで26インチ。マウンテンバイクとはいえ、ほぼ通勤用なのでタイヤはオンロード用のパターン。今まで使っていたタイヤの幅は1.95インチで結構太め。そして今回買ったタイヤは幅が1.75インチを若干細くなった。外形サイズ(今回は26インチ)があっていればこの手のバイクであれば、このくらいは充分許容範囲内。
そしていよいよ交換開始。
まず空気を抜きます。(後輪はパンクしているからこの時は不要だった(笑))そしてタイヤを外します。私の自転車は、ワンタッチ式なのでレバーを起こすだけで簡単に外れる。この時、ブレーキのワイヤを外してブレーキが完全に開いた状態にしておかないとタイヤが引っかかって外れません。
充分に空気が抜けたところで、タイヤの片側のフチをホイールから外す。これ、レバーのような専用の工具がありますが、おすすめは素手で外すほうです。むりにレバーをこじ入れるとチューブを傷つける可能性があるから。これはタイヤをはめるときも同じ。外す時、タイヤのフチに指をかけて引っ張るけど、これはちょっと力とコツがいります。でも汗だくになるほどではないです。素手でも意外とあっさりと外れます。一箇所外れてしまえばあとは簡単。残りの外周もホイールから外す。そしてタイヤとホイールの隙間からチューブを引っ張り出す。
そしてさらにタイヤの反対側のフチを最初に外した側のホイールのフチから同様に外す。そうするとホイールからタイヤが完全に外れます。
次に、新しいタイヤを今の逆順ではめていく。タイヤの片側がはまったら、チューブをいれる。先ず最初にチューブの空気を入れる口金のところから。全体がはいったらタイヤをはめていく。この時も口金のところからはめる。はめる時にチューブがタイヤとホイールの間にかみ込んでいないか確認しながらやる。特に口金の部分はゴムが固くなっているのでタイヤの中に入らず噛みこみやすので注意。
全体がキレイにはまったら、とりあえず空気を少し入れてタイヤがホイールに均等に収まっているか確認。このあたりで自転車本体にタイヤをはめてしまうとタイヤが柔らかいからはめやすいです。
そして、手ではまり具合を調整しながら空気入れ継続。充分な固さになったら完了。
文章で説明すると結構長くなりますが、それほど難しくはないです。
まあそんなにしょっちゅうやる事ではないし、難しい事でもないので説明するまでもないと思うけど。
でもやっぱり新しいタイヤは良い!!
今までのタイヤより、ちょっと良いタイヤを買ってみたけど、剛性感があってスムース。乗り心地は固め(空気圧も高めなので)だけど、安定している。
これでまたしばらくは大丈夫だな。