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ハイキングのクライマックス、岩山にしがみつく氷河

アウトドア

アッパージョフリーレイク(Upper Joffre Lake)

たっぷりと湖の魅力を楽しんで、喉の渇きを癒しスナックと言うガソリン補給をしたあと、いよいよ最終目的地である3番目の湖、アッパージョフリーレイクに向けて出発。

距離は長くないけれども、今度も最初からちょっときつめの階段上のトレイルを登っていきます。登り始めてほどなくすると耳に入る音が。
水の流れる音、しかも小川程度ではなくて結構な轟音。歩を進める毎に大きくなってしゃべる声さえも遮られるようになっていく。
そして、それはあらわれた。滝です。

高さは大した事なくて10メートルくらいで、滝というよりもちょっと急な段々の岩場を流れているというくらい。でも氷河の溶けた水がたくさん流入する時期だけあって水量がハンパない。これだけ小さいのにこれだけ圧巻の滝はなかなか見ごたえあります。ここでもやはりたくさんの人が写真撮影。

そこからさらに登っていくとトレイルが緩やかになって、その滝の水源である清流をまたぐ橋を渡って進んで行くと、徐々に見えてくるのが本日のゴール、アッパージョフリーレイクです。

通過したロウワー、ミドルの2つの湖で、その色の美しさに散々感動したにもかかわらず、ここでもみんな感嘆符の叫び(笑)。そのくらいキレイだという事です。とくにこのアッパージョフリーレイクは、トレイルの反対側にそびえる巨大な岩山の急斜面に、まさにしがみつくようにへばりついている氷河から直接流れ込んでいる湖なので、ひときわ水の青さが際立っています。

キャンプサイト

このジョフリーレイクスでは、キャンプをする事ができます。トレイルの距離や難易度は、ハイキングをしている人にとってはそう難しいレベルではないのですが何しろこの絶景、誰しもキャンプをしてみたいと思うのです。

駐車場からすぐ近くにあるロウワージョフリーレイクとこの一番上のアッパージョフリーレイク、2箇所にキャンプサイトがあります。特にアッパーのキャンプサイトのほうは、湖をぐるりと半周したその岩山のふもと付近にありますが、3方を山に囲まれて眼前には青い湖、その向こうが開けていて遠くに雪をかぶった峰々がみえます。これが山に抱かれているような感覚になってなんとも心地よいのです。そして、我々の今回のハイキングの最終地点もここです。

アッパージョフリーレイク

巨大な氷の塊、氷河

ここまでくると氷河が上のほうに本当に間近に見えてその大きさに圧倒されます。遠くからみると距離感も麻痺して氷河の大きさや厚さをあまり実感しませんが、これだけ近いとかなりのインパクトがあります。こんな巨大なものが年間数センチ程度ですが斜面をずるずると流れ落ちているというのが自然の驚異です。

アッパージョフリーレイクと氷河

実際にガレ場を登って氷河の先端まで行く事も可能ですが、この斜面を登るのは結構きつく、今回のメンバーはそこまでのハードハイカーたちではないので、今日はこのキャンプサイトのところでゴール、目の前に広がるさざ波できらきらと陽に輝くターコイズブルーを心にしみこませながら、おにぎりをほおばって和食エネルギーを体にしみこませていきます。

さすがのおしゃべりメンバーもみんな結構静かです。疲れてきたというのもあるだろうけど(爆)。

小一時間ほどかけてランチと景色を堪能したあと、お腹も心も満たされて来た道を引き返します。下りも急なところは慎重に歩きますが、それでも登りよりは早いので割とあっけなく車まで到着、帰路につきます。ウィスラービレッジに戻って一息ついて、夕飯の支度。今夜はカレーです。ちょうど一泊で訪れていた友人夫婦を招待して夜は飲みながらの宴。翌日のメインイベントにちゃんと起きれるのかという心配をよそににぎやかパーティは続く。

 

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